2010年6月9日水曜日

綱島の城・ラピュタ


ちょっと普通の文章も書こうと思います。

えー、っと、去年はよくメガロシアターの稽古で
大倉山までバイクで行きました。
綱島街道を走って往復するのですが、
曇りの日は日吉のあたりから前方にラピュタが見える。
ちょっと目を疑いますよ。
天空にきらびやかな光が浮いているのです。
なんのことはない、武蔵小杉の高層マンション群なのですが。

今の武蔵小杉の風景は
例えば、地球儀に画鋲を刺すとするじゃないですか、
その地球儀に住んでいたとしたら
無造作にさされた針はこんな風に見えるだろうな、
と感じます。

でも、私、高層マンションに住みたいです。
そんな生活はもう叶わないでしょう。
十代の半ば位から「渡辺君はなんかしそうな気がする」と言われてました。
今も「渡辺君はなにかしそうな気がする」と言われます。
でも、なにかしそうってもう30ですよ。
たぶん60になっても「渡辺君はなにかしそうな気がする」と言われそうです。
来世がんばります。

で、他にも高層マンションに住めない理由があります。
それはあの高い階層性のせいです。
私は嫉妬深い、というか、ひがむことも多いのですが、
あの高さは住んでる人のステータスも表すわけですよね、多分。
そうするとエレベータに乗り合わせて
私が6階、他人が12階、もう一人が37階とかだと
如実に自分のマンション内での地位を自覚させられてしまう気がするのです。
そんなヒエラルキーに晒された生活って辛いだろうな、と思います。
上もいるし、下もいる、そういった現実を
構造的に、身体的に自覚させられる状況っていうのは
どうなんでしょうか。

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