2011年1月13日木曜日

青学の学食でカレーを投げる

外苑前のビクターのところのトンネルの上は墓らしい。
墓の下にトンネルを作るなんてかなり大胆だ。
案の定、あのトンネルには幽霊がでるという話しが絶えないらしい。
友人が何年か前にあの界隈に住んでいたという。
ある日、外苑前の飲み屋に行くと坊主が何人か飲んでいたという。
「今日、またトンネルでおどかしてやったよ」
え?
あまりに聞き捨てならず、話しかけてみると
どうやら外苑前の幽霊はこの坊主達だったという。
「あまりに修行生活がすることがなくって、すいません」
謝られてもしょうがない。
しかし、彼らが脅かした例以外のケースに関してはもちろん彼らではない。
「幽霊なんかどこにでもいますからな」
彼らは言う。

私は取手の無差別傷害事件でとても大きいショックを受けた。
なぜなら取手は芸大があって、あの取手アートプロジェクトもあって、
一番、そういった無差別事件とは縁遠いと思っていたからだ。
でも、あの事件が起きた。
続報があまりなくて、いまどうなってるのかわからない。

あの事件はどこでも起きうるんだろうな、と思う。
朝の通勤ラッシュでも
オフィスに向かう満杯のエレベーターでも
ただ渋谷の雑踏を歩いている最中にも

私はお金がないのでよく自分の大学、青学の学食で食べている。
昼間、とくに12時20分あたりなんて未来の明るい大学生だらけだ。
もし、この時間帯にストレスの溜まったとち狂った学生が
自分が頼んだカレーライスのカレーを満杯の学生に投げて回ったら
人の学食を無差別にひっくり返して走り回ったら
家で用意した大量の納豆をかわいい女の子にかけて回ったら
そんな事件が起きたらどうなるだろうか。
めちゃくちゃ怒るだろう。
でも、クリーニング代、もしくは、あたらしい服を買えば
まあ、すむ。

もし、無差別に人を刺そうと思うなら
日常生活と人を刺す行為の間に
上のような学食が存在してもいいと思う。
外苑の坊主がいても私はいいと思う。

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